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個人情報保護法違反への命令・罰則の基礎

解説 | 公開日: | 最終更新:

軍師の解説

個人情報保護法の義務

個人情報保護法は、事業者が個人情報を取り扱う場合に遵守すべき義務を定めています。主な義務は次のとおりです。

  • 利用目的の特定・公表: 個人情報の利用目的を特定し、公表・通知する
  • 取得の制限: 偽り・不正の手段による取得の禁止
  • 安全管理措置: 漏えい・滅失・き損等を防止するための措置(アクセス管理・教育等)
  • 本人の権利: 開示・訂正・利用停止等の請求への対応
  • 漏えい等の報告: 漏えい等が発生した場合に、個人情報保護委員会への報告・本人への通知(一定の要件を満たす場合)

違反が発覚した場合の対応

違反が疑われる場合、個人情報保護委員会から次のような措置がとられます。

  1. 報告徴収: 事業者から報告・資料の徴収
  2. 助言・指導・勧告: 是正のための助言・指導・勧告
  3. 命令: 勧告に従わない場合・重大な違反の場合の命令(利用停止等)
  4. 罰則: 命令違反・虚偽報告等に対する刑事罰

漏えい等の報告義務

個人情報の漏えい等が発生した場合、個人情報保護委員会への報告本人への通知が義務付けられる場合があります。主な対象は次のとおりです。

  • 要配慮個人情報が含まれる場合
  • 不正利用のおそれがある場合(金融的被害の可能性等)
  • 不正アクセスによる漏えい
  • 1,000人を超える個人情報の漏えい等

報告には、速報(概況)と確報(詳細)の2段階があり、それぞれ期限が定められています。

安全管理措置の実務

  • アクセス管理: 個人情報へのアクセス権限の整理・ログの管理
  • 従業員の教育: 個人情報保護に関する教育・誓約書の整備
  • 外部委託先の監督: 委託先との契約(委託先監督条項)・監査
  • データの暗号化: 重要な個人情報の暗号化・パスワード管理

命令に従わないと罰則の対象

個人情報保護委員会の命令に違反した場合は、刑事罰の対象になります。また、違反は公表されるため、事業への影響も大きくなります。

制度の詳細は、個人情報保護委員会の公式サイトでご確認ください。

執筆: sanbonko(行政情報部)

web上の公開情報から収集した日本の行政処分データと公的制度情報をもとに、14省庁・機関5,362件の行政処分データセットを整備し、規制動向の調査・分析レポートを公開しています。

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