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ものづくり補助金の事業計画書の書き方 ― 生産性向上N+加算枠の整理

解説 | 公開日: | 最終更新:

軍師の解説

事業計画書の位置づけ

ものづくり補助金の申請では、中小企業等経営強化法の「経営力向上計画」を審査するため、その内容が採択を左右します。事業計画書は「何を導入して、何が良くなるのか」を数字で示す場です。

計画書の骨子

  1. 現状: 事業内容・課題・直近の生産性指標(付加価値額・生産性・給与額)
  2. 取り組み: 導入する設備・システムと、それによって達成したい状態
  3. 目標: 計画期間後の生産性指標の目標値(必ず現状より向上させる)
  4. 実施体制: 内部の人員と外部の支援機関・専門家

生産性向上N+加算枠の整理

制度には通常枠のほかに加算枠・特別枠が設けられる年があります。代表例が生産性向上N+(エヌプラス)枠で、女性活躍推進や働き方改革に取り組む企業が対象になり、通常枠より上乗せの補助上限が設定されます。対象には、女性管理職比率の目標設定・社内制度の整備・取り組みの公表などが含まれます。枠の要件は年次により変わるため、最新の公募要領を必ず確認してください。

減点を避ける書き方

  • 「導入したい」ではなく「何が変わるか」を書く(取り組み→効果の因果が明確)
  • 数値は根拠付きで: 現状値は直近の決算・申告書から、目標値は取り組みの規模から算出して整合させる
  • 単価の根拠を示す: 機器・システムの見積書やカタログを添付する
  • 経費の範囲を守る: 設備・装置・システム・導入ソフトと、それらに関連する申請に必要な経費の範囲を確認

審査の着眼点

「取り組みと生産性向上のつながりが弱い」「計画が複数の枠にまたがって曖昧」「単価が不自然」の3点が典型的な減点パターンです。

事業計画の雛形や作成手順は、中小企業庁の公式案内や経営力向上計画認定支援機関で確認できます。計画が重いほど採択率が上がるのではなく、事業内容と整合した現実的な計画が評価される点に注意しましょう。

執筆: sanbonko(行政情報部)

web上の公開情報から収集した日本の行政処分データと公的制度情報をもとに、14省庁・機関5,362件の行政処分データセットを整備し、規制動向の調査・分析レポートを公開しています。

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